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西表島でテナガエビの調査を行いました
9月7日から11日まで、オーストラリアからいらした先生方2名と今井研の3名で西表島にてテナガエビの調査を行いました。
西表島に向かう前日に琉球大学で講演会が行われました。
クイーンズランド工科大学(QUT)のPeter先生。テナガエビ類など甲殻類の研究をされています。
グリフィス大学のJane先生。淡水魚類や鳥類の研究をされています。
講演会の翌日、那覇空港から石垣空港へ飛び、石垣港から船で西表島に向かいます。
今回の目的はショキタテナガエビ Macrobrachium shokitaiというテナガエビで、西表島固有の陸封種です。
西表島ではそこまで珍しいテナガエビではないのですが、連日の大雨で苦戦しました。
晴れ間をぬって川を攻めます。船で上流まで行ったり・・・
ひたすら森を歩いたり・・・
ショキタテナガエビは河川の上流部にしかいないので、車道がほとんどない西表島では生息地に辿り着くまでに長時間森林を歩くことになります。
イシガキトカゲ Plestiodon stimpsonii
サキシマカナヘビ Takydromus dorsalis
そして・・・・・・
うわ!めっちゃ増水してる!!!
苦戦しつつも、数河川を回り、目的のショキタテナガエビを採ることができました(必死で写真なし)。
過去に採集したものですが、こんなテナガエビです。
最後に浦内川にて集合写真。大変ハードなフィールドワークになりましたが、先生方の採りたいものが採れて安心しました。増水のせいで急流域にいるテナガエビには全く手が出せませんでしたが。
雨の少ない時期にまた行きたいものです。
続いて夜の部。
学生2名は毎晩毎晩山に繰り出していました・・・。
ヤエヤマハラブチガエル Nidirana okinavana
サキシマハブ Protobothrops elegans
イリオモテモリバッタ Traulia ornata iriomotensis
ヤエヤマセマルハコガメ Cuora flavomarginata evelynae
ヘビの出は悪かったですが、初西表島のYi Yikさんの見たい生き物はほとんど見れました。よかったよかった。
川も陸も満喫して、帰路につきました。
大きなトラブルもなくてよかったです。
皆様、ありがとうございました、そしてお疲れ様でした。