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沖縄島北部でテナガエビのサンプリングを行いました

 先月の話になりますが、5月の中頃に数名でテナガエビのサンプリングに行って来ました。
場所は沖縄島北部の河川です。

早速ナンヨウボウズハゼ!
水はそこまで綺麗でもなさそうな感じでしたが、潜らないと分からないもんですね。たくさんいました。

フナ!数はそこそこいましたが、速すぎてろくに撮影出来ず、これが精一杯の写真になりました。

    

ヒラテテナガエビのメス。重厚感が素敵です。(別の日撮影)     

          

戦果はこんなものでした。オオウナギが3匹も採れました。テナガエビはミナミとヒラテのみ・・・。
この2種のサンプルは足りているので魚と共にリリースしました。     

    

帰り道、若いオキナワキノボリトカゲがいたので、ちょっと遊んでもらいました。     


お昼を食べて次の河川へ・・・


目星を付けていた場所に着いて、叉手網でガサガサすること1投目・・・

ツブテナガエビ採れたッーーーーーー!!!!!!

ここは当たりポイントだと思い粘るも、最初のツブ1匹以外に戦果はありませんでした。
それでも嬉しい!!!ありがとうツブテナガエビ。


テナガエビ採集はこれでおしまいにして、日が暮れるのを待ってからやんばるの森に突撃しました。


これはなんでしょうか?
砂が粘着質に付着していて分かり難いですが、ナミエガエルの卵です。

オタマジャクシもいました。ナミエガエルの幼生は口横が白いのが特徴です。
ナミエガエルは県の天然記念物で、最近、種の保存法によって国内希少種にも指定されました。
採集・飼育はもちろん触れるのも禁じられています。見つけたらそっと観察しましょう。

成体もいました。世界中で沖縄島北部にしか生息しないカエルです。沢沿いでよく見られ、石や礫に擬態しています。写真の個体は小さめですが、大きくなると手のひらサイズになる大きなカエルです。そろそろこのカエルの繁殖期も終わりですね。

by F

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